【徹底比較】フリーランスにおすすめのファクタリング9選

ファクタリングは、フリーランスにとっても利用可能な資金調達の手段として注目されています。資金繰りの改善や、貸し倒れリスクの回避など、その有用性はフリーランサーの間でも広く認識されるようになりました。

当記事では、数あるファクタリング会社を徹底的に比較し、フリーランスにおすすめのファクタリング会社のみを厳選して9社ご紹介します。比較検証は以下の4項目について行いました。

審査から入金までのスピード
ファクタリングにかかる手数料率
調達可能額(下限・上限額)
ユーザーの口コミ良好度

フリーランスとして6年以上活動し、実際に4社ファクタリングを利用した筆者がおすすめするフリーランス向けファクタリング会社は以下の3社です。

サービス名【第1位】
ペイトナーファクタリング
【第2位】

QuQuMo
【第3位】


ラボル
総合評価
手数料率一律10%1%~14.8%一律10%
入金スピード最短10分最短2時間最短1時間
手続きオンライン完結オンライン完結オンライン完結
利用可能額1万円〜100万円1万円〜上限なし1万円〜上限なし
公式サイト公式HP公式HP公式HP
ファクタリングおすすめ3社
目次

フリーランスにおすすめのファクタリング会社

フリーランスにおすすめのファクタリング会社を厳選して9社ご紹介します。

ペイトナーファクタリング | 手数料が一律で資金計画を立てやすい

運営会社ペイトナー株式会社
利用者数5万件以上
手数料一律10%
調達可能額1万円〜100万円
手続きオンライン完結
入金スピード最短10分
メリット・手数料が一律で資金計画を立てやすい
・手続きはオンライン完結
・入金まで最短10分
・掛け目の設定がない
デメリット・初回利用時は上限(25万円)がある

ペイトナーファクタリング』は、フリーランスにとって利便性の高いファクタリングサービスです。取引先に送付した入金前の請求書情報をオンラインで登録すると、ペイトナー社がその報酬金額を即日で立て替え振込してくれます。

ペイトナーファクタリングの大きな特徴は、手続きが全てオンラインで完結する点です。面談や書面でのやり取りは一切不要で、面倒な書類準備も必要ありません。会員登録を済ませた当日から利用可能で、申請から入金までは最短10分で完了します。

また、ペイトナー社と申込者との2社間取引方式を採用しているため、取引先にファクタリングを利用していることがバレる心配がありません。これにより、取引先との関係を気にすることなく、安心してサービスを利用できます。

QuQuMo | 手数料率が業界トップクラスの低さ

運営会社株式会社アクティブサポート
手数料1%~14.8%
調達可能額数十万円〜
手続きオンライン完結
入金スピード最速2時間
メリット・手数料が業界トップクラスの低さ
・最短2時間で資金調達可能
・手続きはオンライン完結
・2社間契約なので取引先にバレない
デメリット・手数料の上限がやや高い

QuQuMo』は、オンライン上で完結するファクタリングサービスであり、迅速な振り込みと低い手数料率が強みです。

手続きがスムーズに進めば、申込みから10分、見積もりに30分、送金手続きに60分、合計約2時間程度で資金調達が完了します。

QuQuMoの手数料率は1%〜14.8%と、業界内でもトップクラスの低さを誇ります。手数料率は、お見積もり時の信用情報や買取金額を基に決定されます。

ラボル | 請求書アップロードから最短60分で入金

運営会社株式会社セレス
手数料一律10%
調達可能額1万円〜
入金スピード最短1時間
手続きオンライン完結
メリット・審査から入金までのスピードが早い
・オンライン完結で手続きできる
・独自の与信管理
・手数料が一律で資金計画を立てやすい
デメリット・手数料率が10%の固定

ラボル』は、フリーランスや個人事業主向けの請求書買取サービスです。請求書のアップロードから最短60分で口座に入金されるという圧倒的なスピードです。

買取手数料は一律10%に設定されており、シンプルで分かりやすい料金体系となっています。また、初期費用や月額費用は一切発生しません。

ラボルでは、会員登録から審査手続きまでのすべてがWeb上で完結するため、書類審査や電話対応の必要がなく、スムーズに買取依頼を行うことができます。運営元は東京証券取引所プライム市場に上場している株式会社セレスであり、資金面やサービスの継続性においても安心して利用できます。

PayToday | 取引先への通知が不要な2社間ファクタリング

運営会社Dual Life Partners株式会社
手数料1〜9.5%
振込期間即日振込
手続きオンライン完結
メリット・業界最安級の手数料(上限9.5%)
・AIを活用したスピーディーな与信判断
・取引先への通知が不要な2社間ファクタリング
・オンラインで完結/対面での面談不要
デメリット・審査が他社に比べると厳しめ
・必ずしも手数料が安くなるわけではない

PayToday』は、AIを用いた与信判断により、審査から入金までのスピードが非常に速いのが特徴です。状況によっては即日での振り込みも可能となっています。

一般的なファクタリング業者では、見積もりを依頼すると10%〜20%の手数料が提示されるケースが多いですが、PayTodayの上限手数料は9.5%に設定されています。※最低手数料は1%〜

通常、ファクタリング業者は30〜45日先までの債権しか買取りに応じない場合が多いですが、PayTodayでは最大90日後の債権まで買い取り対象としています。

ビートレーディング | 小口から大口まで対応可能

運営会社株式会社ビートレーディング
拠点東京 / 仙台 / 大阪 /福岡
手数料3社間契約2%〜9%・2社間契約で4%〜12%
調達可能額10万円〜数億円
累計取引数50,000件以上
入金スピード最短2時間
メリット・最短即日で資金調達可能
・小口から大口まで対応可能
・最低手数料率が低い
・審査通過率は98%
デメリット・フリーランスが利用できるのは3社間ファクタリングのみ

ビートレーディング』は、ファクタリング業界でも歴史のある会社であり、取引実績は業界でもトップクラスを誇ります。

創業間もない中小企業やフリーランスなど、様々な業種の方々が資金調達を行うことができます。ビートレーディングでは、10万円から7億円までの買取実績があり、これまでに16,000社もの資金調達をサポートしてきた、ファクタリング業界のパイオニア的存在です。

手数料率は、3社間契約の場合2%〜、2社間契約の場合4%〜となっています。ビートレーディングの公式サイトでは、利用目的や調達希望日、業種などの質問に回答し、会社情報を送信することで、買取金額や手数料の無料診断を受けることができます。

アクセルファクター | 審査通過率は93%と高水準

運営会社株式会社アクセルファクター
手数料2〜20%
振込スピード5割以上が即日入金
契約方法対面 / 郵送 / オンライン
調達可能額30万〜1億円
メリット・審査通過率が93%と高い
・支払いまでの時間が長い売掛債権にも対応
・最短即日で振込
・赤字でも利用可能
デメリット・大型債権(1億円以上)は利用できない
・請求先が個人の売掛債権は利用できない
・手数料率の上限が高い

アクセルファクター』は、大手グループ会社が運営を行うファクタリングサービスであり、調達可能額の上限が1億円と高額な債権にも対応可能です。

建設業、運送業、IT業、アパレル業など、様々な業種に対応しており、幅広い企業から高い支持を得ています。売掛金の買い取り対象期間は最長で6ヶ月までとなっているため、建設業界のような支払いまでの期間が長く、未回収リスクが高い売掛金にも対応可能です。

手数料率は2%~とファクタリング会社の中でも最安レベルの水準を保っており、審査通過率も93%と高い数値を誇っています。

日本中小企業金融サポート機構 | 非営利団体なので手数料が安い

運営会社日本中小企業金融サポート機構
手数料1.5%〜10%
利用可能額制限無し
手続きオンライン完結
入金スピード最短即日
メリット・審査の通過率が高い
・手数料が業界最安水準
・郵送やオンラインで手続きが完結する
・経営コンサルティングを受けられる
・補助金申請の支援をしてもらえる
デメリット・売掛先が法人であることが条件
・2社間ファクタリングの手数料はやや高め

日本中小企業金融サポート機構』は、ファクタリング業界では珍しい非営利団体として知られています。

この団体は、できるだけ多くの中小企業を支援し、役立ちたいという思いから、最低限の手数料でファクタリングサービスを提供しています。もちろん、フリーランスの方々も利用可能です。

日本中小企業金融サポート機構では、通常のファクタリング業務だけでなく、経営および各種コンサルティング業務も行っているのが特徴です。単なる一時的なファクタリングではなく、経営を根本から見直したい経営者や、資金繰りの改善方法について相談したい経営者に特におすすめです。

ジャパンマネジメント | 幅広い売掛債権に対応している

運営会社株式会社ラインオフィスサービス
対応エリア全国
振込スピード最短即日
手数料3%〜20%
上限金額最大5,000万円
取引方法2社間・3社間ファクタリング
メリット・審査から入金までのスピードが早い
・少額の売掛債権にも対応
・幅広い売掛債権に対応している
デメリット・手数料率の上限が高い
・買取可能な売掛金の上限が低い

ジャパンマネジメント』は、事業規模に関係なく、フリーランスから中小企業まで幅広い対象にファクタリングサービスを提供しています。

取り扱う売掛債権の金額は50万円から5,000万円までと幅広く、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの両方に対応しています。手数料の相場は、2社間ファクタリングの場合10%~20%、3社間ファクタリングの場合3%~10%となっています。

手数料は、売掛金の種類や売掛先の規模・財務状況などを考慮して計算されます。売掛債権額の80~90%が買取りの対象となります。また、債権の未回収リスクはすべてジャパンマネジメントが負担するため、売掛債権管理の負担を軽減することができます。

ベストファクター | 業績が赤字でも調達可能

運営会社株式会社アレシア
対応エリア全国
入金スピード最短1時間
手数料率2%〜20%
平均買取率92.2%
メリット・手数料2%~と業界最安水準
・2社間ファクタリングで売掛先にバレずに利用可能
デメリット・手数料率の上限が高い
・買取可能額に上限(1億円)がある
・必ず即日入金されるわけではない

ベストファクター』は、個人事業主やフリーランスから高い支持を集めているファクタリングサービスです。多くのファクタリング会社が、債権額の下限を100万円程度に設定している中、ベストファクターでは下限30万円から利用可能となっています。

法人形態や個人事業主を問わず、「少しだけ資金が不足している」「フリーランスであることを理由に他社で断られた」などのケースでも適しています。また、担保や保証人は一切必要ありません。

ベストファクターは、ファクタリングサービスだけでなく、経営に関するコンサルティングから資産運用、異業種間の仲介や橋渡し役まで、幅広いサポートを提供しているのが特徴です。

フリーランスがファクタリングを活用するメリット

フリーランスがファクタリングサービスを活用するメリットは以下の4点です。

・資金調達までのスピードが早い
・フリーランスでも審査に通りやすい
・保証人や担保が必要ない
・貸し倒れのリスクを防げる

ファクタリングの最大のメリットは、迅速かつ確実な資金調達が可能な点です。銀行融資や公的融資の場合、審査や手続きに時間がかかるため、すぐに資金を調達するのは難しいです。

一方、売掛債権を保有しているなら、ファクタリングサービスを利用することで最短即日での資金調達が可能です。これにより、取引先の倒産などの場合でも貸し倒れリスクを最小限に抑えられます。また、ファクタリングは銀行融資や公的融資と異なり、保証人や担保を必要としない点も大きなメリットです。

フリーランスがファクタリングを活用するデメリット

簡単に資金調達ができる一方、ファクタリングを利用するデメリットもあります。

・買い取り手数料がかかってしまう
・中には悪質なサービスも存在する

ファクタリングを利用する際、売掛債権の額面から手数料を差し引いた金額が支払われます。

買取手数料の上限は法律で定められておらず、業者ごとに買取手数料率が大きく異なります。悪質なファクタリング会社も存在し、手数料率が高額なケースもあるため注意が必要です。

フリーランスがファクタリング会社を選ぶポイント

入金までのスピード

一般的なファクタリング会社の場合、入金までに3営業日〜1週間程度を要するケースが多いです。

入金スピードはファクタリング会社にとって重要な差別化要因であり、申し込み当日に入金してくれる会社もあります。当記事で取り上げているファクタリング会社は、入金スピードに定評のある会社のみを選定しています。

ファクタリング手数料

ファクタリングには「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」の2種類があり、それぞれ手数料率が異なります。

2社間、3社間ファクタリングにおける取引手数料の相場は以下の通りです。

2社間:3%〜30%
3社間:3%〜10%

買取可能金額

ファクタリング会社によって、最低1万円から数千万円まで調達可能な会社や、上限7億円まで調達可能な会社など、特色が異なります。

建設業や不動産業など大口の売掛債権を保有している企業は、できるだけ買取額上限が高いファクタリング会社を選ぶことをおすすめします。

償還請求権の有無

償還請求権がある場合、売掛金の取引会社が倒産したり不払いになった際、ファクタリング利用者本人が取引会社の代わりに保証しなければなりません。

一般的なファクタリング会社では、償還請求権は無しに設定されていますが、有りの会社もあるため注意が必要です。当記事で紹介しているファクタリング会社は、全て償還請求権無しとなっています。

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