ファクタリング手数料が安い会社9社を徹底比較

ファクタリングは、資金繰り対策や貸し倒れリスクの回避など、その有用性は個人事業主や法人の間でも広く知られています。

当記事では、数あるファクタリング会社を徹底的に比較し、手数料が安いファクタリング会社のみランキング形式で9社ご紹介します。比較検証は以下の4項目について行いました。

審査から入金までのスピード(最短10分〜即日)
ファクタリングにかかる手数料率(最低1%〜20%)
調達可能額(下限1万円〜上限数億円)
ユーザーの口コミ良好度

個人事業主として6年以上活動し、実際に4社ファクタリングを利用した筆者がおすすめする手数料が安いファクタリング会社は以下の3社です。

サービス名【第1位】

QuQuMo
【第2位】

ビートレーディング
【第3位】


日本中小企業金融サポート機構
総合評価
手数料率1%~14.8%2%〜12%1.5%〜10%
入金スピード最短2時間最短10分最短即日
手続きオンライン完結オンライン完結オンライン完結
利用可能額1万円〜上限なし10万円〜数億円1万円〜上限なし
公式サイト公式HP公式HP公式HP
ファクタリングおすす3社
目次

手数料が安いファクタリング会社おすすめ9選

手数料が安いファクタリング会社をランキング形式で9社ご紹介します。

第1位:QuQuMoの手数料率は1%~14.8%

運営会社株式会社アクティブサポート
手数料1%~14.8%
利用可能額数万円から金額上限なし
手続きオンライン完結
入金スピード最速2時間
メリット・手数料が業界トップクラスの低さ
・最短2時間で資金調達可能
・手続きはオンライン完結
・2社間契約なので取引先にバレない
デメリット・手数料の上限がやや高い

QuQuMo』は、オンライン完結型のファクタリングサービスなので、振り込みまでのスピードが早く、手数料も安いのが特徴です。

手続きがスムーズにいけば、申込10分・見積もり30分・送金手続き60分の計2時間程度で資金調達が完了します。

QuQuMoの手数料率は、1%〜14.8%と業界内でもトップクラスに低い手数料率なので、優先的に見積もりを取っておきたいファクタリング会社です。お見積もり時の信用情報や、買取金額を元に手数料率が決定されます。

第2位:ビートレーディングの手数料率は2%〜12%

運営会社株式会社ビートレーディング
拠点東京 / 仙台 / 大阪 /福岡
手数料3社間契約2%〜9%・2社間契約で4%〜12%
利用可能額10万円〜数億円
累計取引数50,000件以上
入金スピード最短2時間
メリット・最短即日で資金調達可能
・小口から大口まで対応可能
・最低手数料率が低い
・審査通過率は98%
デメリット・個人事業主が利用できるのは3社間ファクタリングのみ

ビートレーディング』は、ファクタリング業界の中でも古くからある会社で、取引実績も業界トップクラスです。

創業直後の中小企業、個人事業主など、幅広い業種の方でも資金調達可能です。実際に10万円から7億円までの買取実績があり、これまで16,000社もの資金調達を支援してきたビートレーディングはファクタリング業界の先駆者と呼べる存在です。

手数料率は3社間契約で2%〜、2社間契約で4%〜となっています。公式サイトで利用目的や調達希望日、業種などの質問に答え、会社情報を送信することで買取金額や手数料の無料診断ができます。

第3位:日本中小企業金融サポート機構の手数料率は1.5%〜10%

運営会社日本中小企業金融サポート機構
手数料1.5%〜10%
利用可能額制限無し
手続きオンライン完結
入金スピード最短即日
メリット・審査の通過率が高い
・手数料が業界最安水準
・郵送やオンラインで手続きが完結する
・経営コンサルティングを受けられる
・補助金申請の支援をしてもらえる
デメリット・売掛先が法人であることが条件
・2社間ファクタリングの手数料はやや高め

日本中小企業金融サポート機構』は、ファクタリング業界では珍しい非営利団体となっています。

1つでも多くの中小企業を救済し、役に立ちたいという思いから、最低限の手数料にてファクタリングを請け負っています。もちろん個人事業主の利用にも対応しています。

また、日本中小企業金融サポート機構では、通常のファクタリング業務と並行して、経営及び各種コンサルティング業務を行っています。

第4位:PayTodayの手数料率は1%〜9.5%

運営会社Dual Life Partners株式会社
手数料1〜9.5%
振込期間即日振込
手続きオンライン完結
メリット・業界最安級の手数料(上限9.5%)
・AIを活用したスピーディーな与信判断
・取引先への通知が不要な2社間ファクタリング
・オンラインで完結/対面での面談不要
デメリット・審査が他社に比べると厳しめ
・必ずしも手数料が安くなるわけではない

PayToday』では、AIを活用した与信判断を行なっているので、審査から入金までのスピードがかなり早いです。場合によっては即日での振り込みも可能です。

一般的なファクタリング業者に見積もりを依頼すると、10%〜20%の手数料を提示されるケースが多いですが、PayTodayでは上限手数料が9.5%に設定されています。

また、通常であれば30〜45日先までの債権しか買取ってもらえないケースが多いですが、PayTodayでは最大90日後の債権まで買い取ってくれます。

第5位:アクセルファクターの手数料率は2%〜20%

運営会社株式会社アクセルファクター
手数料2〜20%
入金スピード5割以上が即日入金
契約方法対面 / 郵送 / オンライン
調達可能額30万〜1億円
メリット・審査通過率が93%と高い
・支払いまでの時間が長い売掛債権にも対応
・最短即日で振込
・赤字でも利用可能
デメリット・大型債権(1億円以上)は利用できない
・請求先が個人の売掛債権は利用できない
・手数料率の上限が高い

アクセルファクター』は、大手グループ会社が運営するファクタリングサービスなので、調達可能額の上限が1億円と高額な債権にも対応しています。

幅広い業種に対応しており、建設業・運送業・IT業・アパレル業など、様々な企業から高い支持を獲得しています。最長で6ヶ月までの売掛金を買い取り対象にしているので、建設業界など支払いまで期間が長く未回収リスクが高い売掛金にも対応しています。

また、手数料率は2%~とファクタリング会社の中でも最安レベルの水準を維持しており、審査通過率も93%と高い水準を誇っています。

第6位:ジャパンマネジメントの手数料率は3%〜20%

運営会社株式会社ラインオフィスサービス
対応エリア全国
入金スピード最短即日
手数料3%〜20%
上限金額最大5,000万円
取引方法2社間・3社間ファクタリング
メリット・審査から入金までのスピードが早い
・少額の売掛債権にも対応
・幅広い売掛債権に対応している
デメリット・手数料率の上限が高い
・買取可能な売掛金の上限が低い

ジャパンマネジメント』は、事業規模の大小を問わず、個人事業主から中小企業までを対象としたファクタリングサービスを行なっています。

売掛債権の金額は50万円~5,000万円までと幅広く、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングにも対応しています。手数料の相場としては、2社間ファクタリングで10%~20%、3社間ファクタリングで3%~10%となっています。

手数料については、売掛金の種類や売掛先の規模・財務状況などに応じて算出され、売掛債権額の80~90%が買取り対象となります。

第7位:ペイトナーファクタリングの手数料率は一律10%

運営会社ペイトナー株式会社
利用者数5万件以上
手数料一律10%
利用可能額1万円〜100万円
手続きオンライン完結
入金スピード最短10分
メリット・手数料が一律で資金計画を立てやすい
・手続きはオンライン完結
・入金まで最短10分
・掛け目の設定がない
デメリット・初回利用時は上限(25万円)がある

ペイトナーファクタリング』は、取引先に送った入金前の請求書情報を登録すると、その報酬金額をペイトナー社が立て替えて即日で振り込んでくれます。

面談や書面でのやり取りは一切不要で、手続きはすべてオンラインで完結します。面倒な書類準備なども必要なく、会員登録をしたその日から利用できます。申請から入金までは最短10分で完了します。

また、ペイトナー社と申込者との2社間取引が採用されており、取引先にファクタリングを利用して資金調達しているという事実がバレることもないので安心して利用できます。

第8位:ラボルの手数料率は一律10%

運営会社株式会社セレス
手数料一律10%
利用可能額1万円〜
入金スピード最短1時間
手続きオンライン完結
メリット・審査から入金までのスピードが早い
・オンライン完結で手続きできる
・独自の与信管理
・手数料が一律で資金計画を立てやすい
デメリット・手数料率が10%の固定

ラボル』は、個人事業主を対象とした新しい形の請求書買い取りサービスです。請求書のアップロードから最短60分で口座に入金されるというスピード感が強みです。

買い取り手数料は一律10%とシンプルで分かりやすい設計になっています。初期費用や月額費用は一切かかりません。

会員登録から審査手続きまで、すべてWeb上で完結するので書類審査や電話の必要がなく、スムーズに買取依頼を行うことができます。

運営元は東証プライム上場企業である株式会社セレスなので、資金面やサービス継続性の面でも安心して利用できます。

第9位:バイオンの手数料率は一律10%

運営会社株式会社バイオン
手数料一律10%
担保・保証人不要
手続きオンライン完結
入金スピード最短60分

バイオン』は、中小企業から個人事業主までを対象にしているオンライン完結型のAIファクタリングサービスです。

AIを用いた独自の審査システムを用いることで手続きのスピード化を実現しており、最短60分で審査結果をメールで受け取ることができます。

初期費用や月額費用は一切発生せず、一律10%の手数料となっています。最低買取金額は5万円〜なので、個人事業主も利用しやすいです。また、売掛先が個人であっても利用可能です。

ファクタリングを活用するメリット

業績に関わらず売掛債権を現金化できる

ファクタリングの大きなメリットの一つは、自社の業績が芳しくない状況でも資金調達が可能な点です。一般的な銀行融資であれば、赤字などの業績不振があると融資を受けられない場合が多いです。

一方でファクタリングは、売掛先企業の業績が良好であれば、自社の状況に関わらず売掛債権を現金化できます。税金などの未払いがある場合でも、ファクタリングであれば対応してもらえる可能性が高いです。

最短即日での資金調達が可能

ファクタリング会社によっては最短即日での現金化が可能なため、運転資金や設備投資などの急な支払いにも対応でき、資金繰りの面でも安心できます。

銀行融資や公的融資の場合、審査や手続きに時間がかかるため、数日から数週間ほど時間がかかるのに対し、ファクタリングであれば最短で数時間程度で現金を受け取れます。

売掛債権の未回収リスクを最小限に抑えられる

売掛金は支払いを受けるまで現金化できないため、黒字倒産のリスクもあります。ファクタリングを利用すれば、売掛金の支払い期日を待たずに現金化でき、経営資金に余裕が生まれます。

償還請求権の無いファクタリングを利用すれば、取引先が倒産した場合でも回収リスクを回避できます。

ファクタリングを活用するデメリット

20%〜30%程度の手数料がかかることも

ファクタリングは利便性の高い資金調達手法である一方で、手数料が高くつく可能性があります。銀行融資では1%代の利息で済むのに対し、ファクタリングでは最大で20%〜30%程度の手数料がかかることもあります。

特に取引先との信頼関係を重視した2社間ファクタリングを利用する場合、その分手数料を多く払う必要があります。

売掛金の額までしか資金調達できない

ファクタリングのデメリットとして、売掛金の金額までしか資金を調達できないことが挙げられます。

設備投資など多くの資金が必要な場合、銀行からの融資の方が適しています。ファクタリングは資金繰りを改善し、キャッシュフローを整える目的で利用するのが最適です。

3社間ファクタリングだと取引先にバレる

3社間ファクタリングを利用する場合、取引先企業がファクタリング会社に直接支払う必要があるため、ファクタリングを利用していることがバレてしまう恐れがあります。

取引先に自社が資金調達に困っているという印象を与える可能性もあるため注意が必要です。ただし、普段から相談しやすい関係性の売掛先であれば、ファクタリングの利用に納得してもらえるでしょう。

ファクタリングに関してよくある質問

ファクタリングと銀行融資の違いは?

銀行融資は審査が厳しく、申し込みから融資まで1ヶ月前後かかることが多いのに対し、ファクタリングは最短即日で審査結果が出て、その日のうちに現金化することが可能です。

ただし、ファクタリングの手数料は銀行融資に比べ割高に設定されているため、両方のバランスを考えて申し込むことが大切です。また、銀行融資は自社の経営状況で判断されるのに対し、ファクタリングは売掛先企業の与信を重視するという違いがあります。

フリーランスでも即日ファクタリングできる?

フリーランスでも即日ファクタリング可能です。入金予定の請求書があれば買い取ってくれる業者は豊富にあります。

また、『ペイトナーファクタリング』や『ラボル』では、1万円〜利用可能なので、取引額が少ないフリーランスでも利用可能です。

ファクタリングを利用できない業種は?

ファクタリングの利用に業種の制限がありません。ファクタリング会社によっては医療系や介護系などに限定しているところもあり、事前に自社が該当するか確認が必要です。

また、飲食業や小売業は現金取引が多いため、売掛債権が無い傾向にあり、ファクタリングを利用しにくい傾向にあります。

起業直後でもファクタリングを利用できる?

起業直後はまだ取引額が少なくないため、ファクタリングの利用は難しい可能性があります。しかし、売掛金がある程度発生していれば、ファクタリングを利用できます。

創業1年未満などの創業間もない会社でも、売掛金が手元にあれば現金化できます。ただし、ファクタリング会社によっては設立からの期間指定がある場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

ファクタリングの併用は可能?

ファクタリング会社はそれぞれ独自の審査基準を設けており、同じ売掛債権でも会社によって手数料率が異なります。手数料を抑えるためには、必ず複数のファクタリング会社から見積もりを取って検討することをおすすめします。

ただし、すでに売却した売掛債権を別のファクタリング会社に売却することは、二重譲渡に当たるため禁止されています。

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