広報としての実務経験は豊富でも、商談や顧客折衝に自信がなく、フリーランスへの転身を躊躇している方は多いです。
筆者も独立当初は同様の悩みを抱えていましたが、フリーランスエージェントを活用することで継続案件を獲得でき、今年で独立6年目を迎えることができました。
当記事では、広報・PRのフリーランス案件を獲得するための具体的な方法を中心に、業務内容や報酬の単価相場、将来性などについて詳しく解説していきます。
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フルリモートOK・週3日から参画できるPR案件が豊富。実際の利用者の口コミや評判も良好です。
フリーランス広報・PRの仕事内容は?
広報の仕事は、大きく3つに分類されます。社外広報、社内広報、およびIR広報です。それぞれの業務内容を具体的に解説します。
- 社外広報
- 社外広報は、マスコミやメディアを通じて、一般消費者やステークホルダーに向けて自社の商品・サービスをPRする仕事です。
- 具体的な業務には、商品発表会のイベント企画・運営、PR TIMESなどを活用したプレスリリースの配信、テレビや新聞、Webメディアの取材対応が含まれます。
- 近年では、SNS(例: X、Instagram、YouTube)を活用したPR活動も重要な役割となっています。
- 社内広報
- 社内広報は、自社の社員に向けて新規事業や取り組みなどを周知する仕事です。
- 社内報の作成や社員のイベント参加状況の掲載、全社的な活動の広報などが行われます。
- 役員インタビューなどを通じて、社員に経営層の考え方を伝えることも重要です。
- IR広報
- IR(Investor Relations)は、株主や投資家に向けて自社の財務状況や役員の交代など、株価に影響を与える情報を提供する活動です。
- 正確な財務情報を伝えるために、財務会計の知識と自社の事業内容に深い理解が求められます。
- 株主や投資家とのコミュニケーションも重要であり、IR広報はプロパー社員のエース級が担当することが多いです。
広報がフリーランス案件を獲得する方法を解説
フリーランスエージェントの活用
広報が営業工数をかけず、かつ安定して案件を獲得するにはフリーランスエージェントを活用することが最も効率的で負担が少ないです。
フリーランスとして廃業する方のほとんどが、エージェントや代理店を利用せず、自力でクライアントを開拓しているというデータがあり、営業活動ではなく本業に集中したい方は積極的にエージェントを活用することをおすすめします。
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クラウドソーシングを利用する
フリーランス専門のエージェント同様、営業工数をかけず、かつ安定して案件を獲得するには、クラウドソーシングサービスの活用が有効です。
クラウドソーシング最大手である『クラウドワークス』で「広報」と検索すると、約1,300件のフリーランス・副業案件がヒットしました。
一方で、クラウドソーシングは単価が安い上に競合が多くなってきているので、ジリ貧になってしまう可能性がある点注意が必要です。
企業の決裁権者に営業する
フリーランスエージェントに手数料を取られるのがもったいないと思われる方は、自力で企業に営業するのも一手です。
Yentaなどのビジネスマッチングアプリを活用することで、企業の決裁権者に効率よく出会えます。
一方で、自力での案件開拓は営業活動の負担が高く、本業に支障をきたす可能性があり注意が必要です。
知り合いから案件を紹介してもらう
前職の会社や取引先など仕事に繋がる人脈がある方は、その繋がりで仕事をもらうのが得策です。
すでに信頼関係がある知り合いからの案件紹介であれば、商談の準備にかかる負担も少なく、手数料もかかりません。
ただし、知り合いのネットワークには限界があるので、あくまで副次的な方法として活用するのが無難です。
広報案件が豊富なフリーランスエージェント
フリーランスの広報にとって、営業工数をかけず、かつ安定して案件を獲得するには、フリーランス専門エージェントに登録することが最も有効です。
フリーランスとして廃業する方のほとんどが、エージェントや代理店を利用せず、自分で企業に営業しているというデータがあるので、息の長い広報になるためには積極的にエージェントを利用することをおすすめします。
次の章で、フリーランスの広報におすすめのエージェントを厳選して1社ご紹介します。
ITプロパートナーズ:フルリモート・週3日から参画できる柔軟な案件が豊富
- フルリモート可能なフリーランス案件が豊富
- 週3日から参画できる案件が多い
- エンド直請け高単価案件が豊富
- スタートアップやベンチャー企業の案件が豊富
- ハイスキル向けの案件がメインで実務経験が浅いと案件紹介は不可
『ITプロパートナーズ』は、株式会社Hajimariが運営するフリーランス専門のエージェントです。週2、3日から参画できる案件数は業界でもトップクラスで、さらにリモートや時間がフレキシブルな案件を数多く取り揃えています。
週3日稼働・リモートワークOKなどの案件は、どうしても単価が低くなりがちですが、ITプロパートナーズはエンド直の案件がメインなので高単価な案件が多いです。
広報・PRのフリーランス案件例
フリーランスエージェントに掲載されている広報・PRのフリーランス案件をご紹介します。
週3日から稼働できる広報・PR案件例
以下の案件は「週3日の稼働でも参画できる」フリーランス案件です。
案件 | 【PR/メディアリレーション】営業支援クラウドの広報担当者募集! |
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月収 | 〜700,000円 |
業務内容 | 潜在顧客に対しての営業リスト作成〜アプローチまでを一貫して行える、セールスインテリジェンスサービスにおいてのご支援をお願いします。現状組織としては、業務委託含め40名規模で、バックオフィス、マーケと幅広い職種でフリーランスを活用し組織を作っております。 PRという文脈での認知拡大を狙っておりますが、現状リソース的な観点での広報担当者としてお力添えいただける方を探しております。 各メディアとのリレーションや広報記事の作成/展開など、広報としての業務を対応いただける方を募集いたします。 |
スキル | ・ベンチャー企業での広報経験 ・toBサービスでの広報経験 |
フルリモートで稼働できる広報・PR案件例
以下の案件は「フルリモートOK」なフリーランス案件です。
案件 | 【広報戦略立案/マーケティング】SaaS事業での広報募集! |
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月収 | 〜700,000円 |
業務内容 | 複数の事業を展開している当社にて、広報を募集いたします。 現状、プレスリリースの配信や、メディアの取材が増えている状況で、広報として、プレスリリースの企画配信実行、メディアとのリレーション構築や管理など広報として広くお任せさせていただきたいです。 |
スキル | ・Webマーケティングのご経験 ・広報のご経験 ・サービス立ち上げからのご経験 ・SaaS事業の経験 |
フリーランス広報・PRを目指す方法
実務未経験の状態から、フリーランスの広報として独立を目指すのはほぼ不可能です。
なぜなら、広報のフリーランス案件に参画する際は、必須条件として「実務経験3年以上」のような実務経験を問われるからです。フリーランスは即戦力として現場に期待されるので、「未経験募集」の求人はほとんどありません。
なので、未経験から広報として独立を目指すのであれば、まずは「未経験募集」の求人を出している企業に正社員として転職し、3年以上の実務経験を積んだ上で独立を目指すことをおすすめします。
広報として「未経験募集」の正社員求人をお探しの方は、国内最大規模の求人数と実績を誇る『リクルートエージェント』がおすすめです。
フリーランス広報・PRの将来性は明るい?
近年、企業の広報活動は大きく変化しており、マスメディアからオンラインメディアへのシフトが進んでいます。この変化に伴い、Webマーケティングと広報の連携が重要となっています。さらに、Webマーケターが広報業務を兼務するケースも増えています。
広報職を目指す方には、広報のノウハウだけでなく、SNSマーケティング、Web広告、SEO対策などのWebマーケティングに関する知識と実務経験が求められます。
また、SNSの普及や労働者の権利意識の高まりにより、企業の法的リスクは増加しています。この状況に対応するため、法律の知識とビジネス視点を兼ね備えた広報担当者が不可欠です。コンプライアンスや投資家との関係を重視した広報活動や危機対応に優れた広報が求められています。